画家・伊東雅江さんの「鎌倉カレンダー」2019年2月より。

若宮大路を八幡宮へ向かい、雪の下郵便局の少し先の小径を右に折れると右側に、以前から気になっていた古い洋風建築があります。洋館から小径をはさんで左側にある大佛茶廊の方に聞いてみたところ、作家大佛次郎の住居だった建物ということで、外からスケッチさせて頂きました。
黒い塀に囲まれた大佛茶廊は、大佛次郎がゲストハウスとして使っていたものです。中には陶器の猫の小さなあんかなど、当時の愛用品のいくつかが展示されています。蓋が空いて中に炭を入れるようになっているこのあんかは、次郎が執筆中に手を温めたという、鎌倉文士の可愛らしい愛用品でした。
<絵/文 伊東雅江>




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