画家・伊東雅江さんの「鎌倉カレンダー」2014年6月より。
鎌倉駅の東口からすぐの小町通りは、新旧のお店が立ち並び一年中人通りの絶えない、鎌倉のメインストリートです。入り口の赤い鳥居をくぐり、ひさしぶりに小町通りを歩いてみました。上を見ると、街中にも関わらず空がすっきりと見えます。段葛と同じように、電線の地中化が進み、景観が照えられたようで、道の両側には新しいこげ茶色の柱につり灯籠風の街灯が下がっていました。平成19年~25年夏まで7年かかって、昨年夏にやっと電線の地中化が終了したと、市役所の方が教えて下さいました。
電線を地中化するには、道の中央に丸いパイプを通し、その中に更に小さなパイプを何本も通して、NTT・KDDI・東電などなどと分けるそうです。節のない長いレンコンが埋めてあるような感じでしょうか。傘店のある角の、瀬戸橋のところからスケッチしました。街灯の下に「祝小町電線類地中化」の赤い旗が並んでいました。
<絵/文 伊東雅江>
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