画家・伊東雅江さんの「鎌倉カレンダー」2020年7月より。

名越の小坪トンネルの少し手前に、青い旗の立っているちょっと変わった建物があります。こちらは平成9(1997)年創業の鎌倉ビールの工場で、創業者の今村さんにお話を聞かせて頂きました。
今村さんの家は代々鎌倉でご商売をされていて、昔は大町で石材屋さんを営まれ、その後酒屋さんになり三代目が今村さんに当たります。お酒を売るだけではなく鎌倉地産のビールを作りたいと考え、20数年前にオーストラリアのシドニーに渡り修行、帰国後オーストラリアの技術者を呼んでこの工場を建てました。
鎌倉ビールの手作りビールは、厳選された高級なモルトとファインアロマホップ、水質管理された水、酵母で造ります。伺ったときは職人さんがビールを樽につめているところで、丹精込めて丁寧に作業をされていました。鎌倉ビールブランド7銘柄のクラフトビールがここから産まれていきます。
ほかにレストランやホテルのシェフとコラボした、お料理に合わせた特別のビールなども造っています。鎌倉市内だと、鎌倉駅西口にあるガーデンハウスというお店のシェフとコラボしていて、そちらのお店で工場直送の樽生ビールを飲むことができます。また同窓会や結婚式などの特別な記念日用に、オリジナルラベルのビールの注文も受けていて、どんな人がどんな時にどんなところで飲んでくれるのか楽しみに思いながら作るそうです。
ビール以外に自然由来の加糖ブドウ糖に炭酸とレモン果汁が入った鎌倉ビールオリジナルのサイダーもあって、年配の方に人気があるそうです。
<絵/文 伊東雅江>




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