モグラ

画家・伊東雅江さんの2016年3月の「鎌倉カレンダー」より。

鎌倉カレンダー2016年3月

公園や自宅の裏庭にモグラの穴をみつけました。

図書館で本を借りたり、自然動物に詳しい方に伺って、以下の様なことがわかりました。

  • 鎌倉には、モグラの仲間が2種類生息しています。穴を掘るカが弱く、腐葉土などの浅い地中を好むヒミズ(日不見が名前の由来)と、トンネルを掘った残土を地表に盛り上げて、「モグラ塚」を作るアズマモグラです。ヒミズは、谷戸底の林縁など、落ち葉が堆積している場所で良く見られ、地上に出てくることもあります。アズマモグラは、尾根や畑・乾燥した草地などに多いです
  • モグラのトンネルは一度作ると、住居として何代にもわたって永く利用し、中は寝室やトイレなどいくつかの部屋になっています
  • 農作物の害獣のイメージもあるモグラですが、彼らの食糧はミミズや幼虫、コオロギ等動物性のものです
  • 作物や根を食べてしまうのはモグラのトンネルを利用しているネズミ等が犯人です
  • 鎌倉では旧野村総研の建物の南側の草地にモグラが高密度で生息していて、常盤山のフクロウの狩り場になっているようです

本で見たモグラは大きな手が特徴的で、真ん丸な目が可愛らしい姿でした。農作物荒らしを疑われ、フクロウに狙われて、モグラも大変ですね。

<絵/文 伊東雅江>

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