カトリック由比ガ浜教会

画家・伊東雅江さんの「鎌倉カレンダー」2020年9月より。

鎌倉カレンダー2020年9月

下馬四つ角から由比ガ浜大通りを長谷方面に向かい、六地蔵の6差路の右奥の細い道に入ってすぐ左がわに、カトリック由比ガ浜教会があります。門を入ると司祭館、その奥には屋根の上に十字に丸の形をしたアイルランドのケルト十字架が掲げられた聖堂が建っています。

鎌倉最初のカトリック教会で、明治46(1913)年に大町教会としてパリ外国宣教会の宣教師によって建てられ、太平洋戦争後になってアイルランド系コロンバン会が司牧、宣教に当たるようになりました。

聖堂の中に入ると目の前に聖水盤が置かれ、正面の祭壇にはパンと魚の意匠の緑色の布がかかっていました。窓にはキリストが十字架にかけられる様を描いたドイツ製のステンドグラスが嵌め込まれています。また祭儀中に幼児が泣いてしまっても祭儀の妨げにならず若い母親も一緒に参加できるよう、ガラス越しに聞こえるよう配慮された部屋も見せて頂きました。敷地内にある信徒館では、聖書の勉強会を行っています。コーラス、刺繍の会などにも場所を貸していて、以前はバレエ教室もあったと友人から聞いたことがあります。見学を終えてお庭へ出ると、秋の草花が優しく迎えてくれました。

<絵/文 伊東雅江>

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